おばあちゃんの弟

御嶽山が噴火した日、私は長野県にいた。

20年ぶりくらいにご先祖様のお墓参り。

我が家の長野県のお墓には、私のおばあちゃんの弟が眠っている。今回、初めて彼が戦争で死んだと知った。

防空壕に隠れていたのに、一人だけ弾が当たって亡くなってしまった。

終戦の1ヶ月前の出来事だった。

もう少し早く戦争が終わっていたらと、おばあちゃんや家族は、悔やんだだろうな。

彼の写真は、お墓の隣のお寺にずっと飾られている。

きっと日本中の家族がこういう戦争時代の辛い体験を持っているけど、若い世代は、それをあまり聞いてないんだろうな。聞く機会がないのかもしれない。

おじいちゃん、おばあちゃんが生きてるなら、戦争時代の自分の家族のことを知ることが大切。

それが一番平和を考えるきっかけになるはず。

今、戦争が起こっている地域にもこんな日がいつかくるのだろうか。

日本では、この平和がずっと続くのだろうか。